風を感じて草食んで

星からのヒトサジの甘みやスパイスを暮らしのアクセントに

約束を果たしてきました ~母娘最後?の二人旅~

こんにちは 波優です。

 

母と約束していた北海道旅行に行ってきました。
旅に出る前に家でオラクルを引きました。どんな旅になるかを聞いたら
「満足」「感謝」のカード。
親子喧嘩しないように私自身が気を付けるといいことは?については
「満足」「愛」
2度も満足というカードが出たことで、
旅は心から楽しめるものになりそうだとわかってホッとしました。
本当にこれが最後の旅になったとき、
ケンカをしたら後々まで後悔するし尾を引くことは分かっていたので
母のやることなすこと全てに対して、愛をもって接するといいよ
というアドバイスはとてもありがたいものでした。

本当にがん患者なの?と疑いたくなるような健脚っぷりと元気。
周りの人を気にしてくださいね、と言いたくなるような声量。
私は私で足を痛めていたので若干かばいながら歩き。
互いを労わり合いながら面白おかしく過ごしました(笑)

毎日何かしら「まずい、どうしよう!!」ということが起こったのですが
全てが不思議なほどいい方に回りました。
スムーズじゃなくて返ってよかったということが毎日続いたので、
急逝した従姉やご先祖様たちがたくさんお力を貸してくださったのかも、
と思いました。

北海道は母の故郷なので私も親に連れられて何度も行っているのですが
今回はものすごい移動距離でした。
母も私も行ったことのないところに行こう!と計画しましたが
とても楽しかった、いい冥途の土産になったと母は笑っていました。

北海道から母宅へ行き、無事に帰宅して旅は終わりました。
私はそのまま母宅に一泊ご厄介になって翌日帰ったのですが
帰りに新幹線の中ででも食べて、と小さなおにぎりを二つ持たせてくれました。

 

私が小学生のころ、夜中に母を起こしたことがありました。
お腹空いちゃったという私に「はぁあ?!」と言いながら呆れた顔をした母。
ちょっと待ってなさいと言われ床に座って待っていると
はい、と小さな塩むすびが乗ったお皿を目の前に置いてくれました。
叱られちゃうんだろうなと思いながら食べていると
「おいしい?」 と母。
うん、と言いながら上目遣いで母の顔を見ると
呆れたという表情がフッと緩み、優しい顔で私の頭を撫でました。
子供のころは鬼ババのように怖かった母の
未だに忘れられない優しい記憶です。

 

家を出るときはものすごくバタバタしていたので
ありがとありがと!と言っておにぎりを受け取り、
停電の影響で長時間止まっていた新横浜の改札口の前で食べたのですが

家に帰って翌日、荷物の整理をしながらふと
母が持たせてくれた小さなおかかおにぎり二つがおいしかったことと
子供のころの塩むすびの記憶が重なって
母が作ってくれる最後のおにぎりだったかもしれない
その可能性もないわけじゃないと思うと何とも言えない気持ちになり
泣きました。

いろいろ世話を焼こうとするので
「いくつやと思てんの?!私子供ちゃう!(笑)」
というと
「いくつになっても波優は私の子供!
おばあちゃんも私にそう言ってたけどその気持ちよくわかるわ~」
と返してきました。


来年以降がないなら、
私と母の旅行の記憶は
これ以上増えることはありません。


ラクルのメッセージを忘れず
母も私も周りの人も満足できるように
普段以上にありがとうという感謝の言葉を使い
愛から出る行動を心掛けて旅は終わりました。

帰宅後どんな旅になったと思いますか?とオラクルに聞くと
「完成」というカードを見せてくれました。
ホッとしたような安心したような救われたような気持ちでした。


楽しくて面白くて、少し甘酸っぱい旅でした。
許されるならまた来年、再来年でも
母と旅が出来ますように。

 

親兄弟、周りの大切な人と
いつまで一緒の時間を過ごせるかは誰にもわかりません。
どうでしょう?今夜あたりご両親に電話なんて、してみませんか?

 

お読みいただきありがとうございました^^